バイクのオフロードレースには何種類?代表的なレースを紹介

バイクのオフロードレースには何種類?代表的なレースを紹介

未舗装のコースを走るオフロードレースには、舗装されたコースを走るロードレースとは違った面白さがあります。しかし、一口にオフロードレースと言っても様々な種類があります。

そこで今回は、バイクのオフロードレースの種類について、簡単にご紹介します。

オフロードレースの代表・モトクロス

「モトクロス」はオフロードレースの中でもメジャーで人気が高いレースです。土や砂の路面に、土地の形状を活かした上り下り、人工的に設けたジャンプや急カーブがあるコースで速さを競います。特にスタート時は最大30台のバイクがスタートラインに横一直線に並び、一斉にスタートする光景は圧巻です。

また、モトクロスでは小型エンジンと燃料タンクを装備した軽量な車体の「モトクロッサー」と呼ばれるモトクロス専用のバイクを使用します。

モトクロス以外のオフロードレースの種類

モトクロス以外にもオフロードレースは様々なものがあります。ここからはモトクロス以外のオフロードレースについてご紹介します。

エンデューロ

「エンデューロ」はオフロードの耐久レースです。舗装されていないコースを一日50km以上走ります。世界ではもっと広大な土地を使ったレースも多いのですが、日本ではスキー場やモトクロスコースを含めた林道などを使用しています。バイクは「エンデューロレーサー」と呼ばれる専用のバイクや一般公道を走行できる市販のオフロードバイク等が使われます。エンデューロレーサーには保安部品や長距離を走るための容量の多い燃料タンク(ビックタンク)を備えています。

トライアル

複雑な地形のコースで制限時間内にゴールを目指すのがトライアルです。コースには、自然の地形を活かした急勾配や岩がゴロゴロ露出しているような起伏のあるコースなのが大きな特徴です。

また、トライアルでは「トライアラー」と呼ばれるトライアル専用のバイクを使用します。トライアラーの特徴としては、シートやヘッドライトやウインカーなどの保安部品がほとんど搭載されていないことです。トライアルは単純に速さを競うのではなく、コース途中に設けられた採点区間(セクション)を、いかに減点されることなく制限時間内に走り切れるのかを競い合うレースです。足をついたりエンジンがストップしたりすると減点となり、ゴール時点で最も減点数が少ない人が優勝となります。

ラリー

「ラリー」は広大なフィールドに設けられたチェックポイントを通過してゴールを目指すレースです。1日に数百kmも走行することがある過酷なレースで、ラリー専用バイクに乗り、ロードブック(コマ地図)を頼りにオフロードを長時間走ります。ラリー用のバイクはコマ地図をロール状に巻いて入れるマップホルダーと、分岐の目印までの距離を測る専用の距離計、長距離を走るための大容量のガソリンタンクなどの装備があるのが特徴です。ラリーは国内では4か所で開催されていますが、主に海外で盛んなレースです。

ダートトラックレース

「ダートトラックレース」とは、陸上競技場のようなオーバルコースで砂や土などの未舗装の路面をオフロードバイクで走る競技です。砂や土の滑りやすい路面で、後輪を横に滑らせる(ドリフト)させて走るのが大きな特徴です。日本で使われるバイクはモトクロッサーを改造したものが多いです。アメリカでは広く普及しているモータースポーツの一つです。

クロスカントリー

エンデューロレースとも似ていますが、エンデューロレースでは人工的に作られたセクションがあるのに対して、クロスカントリーは自然の地形をなるべく変えることなくコースを設定し、自然との調和を目指す傾向があります。コースは夏場のスキー場や山林を使い、規定時間内に何周できるかを競います。日本ではJNCCなどがこれに近いレースです。

 

まとめ

今回はオフロードバイクレースの代表的なものをご紹介しました。

こちらの記事を読んで様々なオフロードバイクレースに興味を持って頂ければ嬉しいです。

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